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2008年02月05日

しげおやじキング

昨日月曜日はカフェの定休日。

午前中、新しい設計の仕事で建材メーカーの担当者と打ち合わ
せをした。

それからパソコンに向かい設計の仕事を進める。

夕方、着工中の現場を回っていたら、しげおやじから電話が鳴った・・・

「お前、今日、休みだろ、家に、回って来てみ」

 やたらと句読点の多い台詞を頭の中で綺麗な文章に並べ替えていたら、こちらの返事を待たずに電話は切れていた。
還暦を超えてもなお気力体力勢いは衰える事を知らない。

 家に着くと玄関ドアはすんなり開いた。予告無しで遊びに行くと必ずカギのかかっている重々しい玄関ドアが、最近simpleの定休日には金属同士がぶつかり合う音も無く軽く感じるようになった。
「おう!おかえり!」それでも、親父の言葉はずしんと重い。

 今年に入ってから毎週月曜日は両親と夕食を共にしている。
ほとんど聞き役に徹しているのだけれど、社会に出てからこんなに親父と話す事もなかった。

「それで結局…」そんな言葉で親父の話しは始まった。

キッチンから母がご馳走を運び行き来する。

甥っ子と姪っ子がお迎えのクラクションに駆け出し、
「おじさんバイバ~イ」と笑顔を振り撒き帰って行く。
未だに「おじさん」には少し抵抗がある。

「だから結局、そして結局、それから結局、どれも結局…」
親父の話しに勢いが増した。

ダイニングテーブルに並んだご馳走に舌鼓を打ちながら親父の話しに相
づちを打つ。

「結局、結局、結局…」

時折、親父の口の動きを確かめる。

結局、親父の話しの内容より親父の口癖に気付いてしまったせいで、帰りの車の中まで頭の中は「結局」に支配され続けていた。
 結局、親父は何が言いたかったのだろう。
「結局」が言いたかったのだろうか?

信号待ちで窓を開けるとひんやりとした風が入って来た。
横断歩道のスピーカーから流れてくる「カッコウ」が「ケッキョク」に聞こえてくる。

信号が青に変わり車を発進させると、明日からしばらく「結局」は使わないようにしようと窓を閉めた。


この記事へのコメント
でも・・・結局使っちゃうんですよ。。笑
Posted by teru at 2008年02月05日 13:34
teruさん
けっきょく、つかってしまうんですよね^^;
Posted by SimpleSimple at 2008年02月07日 10:18
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